1964(昭和39)年3月、当時は柏木という地名の現新宿区西新宿にて創業。以来この地を離れず高層ビルが林立する現在までの社会・世相の変貌を見つめながら出版活動を続けてきた。
当初より人間を総合的にとらえる人間学としての科学に寄与する書物の刊行を意図し、小部数出版の道を歩みつつ52年、哲学・心理・教育・社会福祉・保健・医療・社会学などの分野にさらに生物学・農学を加え、総発行点数は800点を越え今日に至っている。2002(平成14)年8月に,営業・流通部門を鳩ヶ谷市(現・川口市)に分離・移転した。
きょうの1冊
病院におけるソーシャルワークの理論と実践
DPC医療時代のソーシャルワーク実践
富樫八郎 著
誤った「友愛訪問員」および「アルマナー」記述の影響を克服し、ソーシャルワーク後進国を抜け出すために
 ソーシャルワーク専門職の専門分化は、精神分析や心理学に理論的基礎をおく医療モデルの診断主義ケースワークが主流の時代に生じたものである。しかし、わが国では、その専門分化をさらに強める要因となったのがイギリスにおけるC.O.S.「友愛訪問員(ジェネラリスト)」と病院「アルマナー(スペシャリスト)」の誤記述である。
 社会福祉士(含む病院におけるソーシャルワーカー)や精神保健福祉士の起源が「アルマナー」にあることを再認識し、かつ今日のソーシャルワーク実践の共通基盤(ソーシャルワークの価値・知識・技法)を共有し、ソーシャルワーカー団体の統合化を志向することがソーシャルワーク専門職の現代的な課題である。(終章より)
B5判 346頁 ISBN978-4-7610-0907-6 2016年3月刊行 定価(本体3,400円+税)