現象学看護
記述現象学を学ぶ
体験の意味を解明する質的研究方法論
村田久行 編著
 対人援助の臨床に体験の解明は重要である。
援助とは苦しみを和らげ、軽くし、なくすることである。がん患者のスピリチュアルペインも、痛み、せん妄等もすべて本人には苦しみの体験であり、その援助もまた体験である。さらに福祉の現場で対応に追われる差別や貧困、疎外、虐待も当事者本人には深い苦しみの体験となっているにちがいない。これら援助の現場でみられるさまざまな患者・家族、援助者の苦しみと援助こそ解明されるべき体験である。
 現在、体験の意味を解明する質的研究方法論には現象学的方法があるが、ジオルジ流の直観看取にしろ、ハイデガーに依拠する解釈学的現象学にしろ、その理論は難解であり、研究は録音・逐語録をデータとするゆえに研究素材と機会が限定され、臨床現場の生きた事象は対象とされない方法論の狭さがある。また、分析手順の煩雑さ、意味や構造を抽出する際の分析者のブラックボックス的な主観的名人芸の不透明ゆえに分析の妥当性を検証できない。このような理由から従来の現象学的方法論は「わかりにくい」「使えない」といわれる。
 そこでわれわれは、対人援助の現場で頻繁に現れる患者・家族、援助スタッフのさまざまな体験の意味を解明することを目的として、臨床現場で使える「記述現象学」の「わかる」「使える」研究方法を開発した。
B5判 320頁 ISBN978-4-7610-0919-9 2017年6月刊行 定価(本体4,000円+税)
現象学看護
記述現象学を学ぶ
体験の意味を解明する質的研究方法論
村田久行 編著
 対人援助の臨床に体験の解明は重要である。
援助とは苦しみを和らげ、軽くし、なくすることである。がん患者のスピリチュアルペインも、痛み、せん妄等もすべて本人には苦しみの体験であり、その援助もまた体験である。さらに福祉の現場で対応に追われる差別や貧困、疎外、虐待も当事者本人には深い苦しみの体験となっているにちがいない。これら援助の現場でみられるさまざまな患者・家族、援助者の苦しみと援助こそ解明されるべき体験である。
 現在、体験の意味を解明する質的研究方法論には現象学的方法があるが、ジオルジ流の直観看取にしろ、ハイデガーに依拠する解釈学的現象学にしろ、その理論は難解であり、研究は録音・逐語録をデータとするゆえに研究素材と機会が限定され、臨床現場の生きた事象は対象とされない方法論の狭さがある。また、分析手順の煩雑さ、意味や構造を抽出する際の分析者のブラックボックス的な主観的名人芸の不透明ゆえに分析の妥当性を検証できない。このような理由から従来の現象学的方法論は「わかりにくい」「使えない」といわれる。
 そこでわれわれは、対人援助の現場で頻繁に現れる患者・家族、援助スタッフのさまざまな体験の意味を解明することを目的として、臨床現場で使える「記述現象学」の「わかる」「使える」研究方法を開発した。
B5判 320頁 ISBN978-4-7610-0919-9 2017年6月刊行 定価(本体4,000円+税)
  
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